スポーツ傷害

トミー・ジョン手術を必要とするヒジの故障はなぜ起こる。

メジャーリーグでは、ここ数年、トミー・ジョン手術という腱の移植手術を受ける投手が増えています。田沢投手、松坂投手、藤川投手らも受けているものです。 トミー・ジョン手術の執刀医でもあるアンドリューズ医師が中心となっているアメリカスポーツ医学研…

自由な遊び時間はオーバーユースを防止する。

先日、このような記事をブログに書きました。 高収入世帯の少年・少女選手のほうが、オーバーユースによるケガをしやすい。 - 『子どもがひとりで遊べない国、アメリカ』(生活書院) momsteam というウェブサイトでも、この研究結果をもとにオーバーユース…

十代の外傷性脳損傷と自殺、いじめとの関係について

今日もツイッターから気になるニュースがありましたので紹介します。 Teens who suffered concussion twice as likely to be bullied; three times as likely to attempt suicide: http://t.co/7mKtywHNWH— Education Week (@educationweek) 2014, 4月 16 こ…

高収入世帯の少年・少女選手のほうが、オーバーユースによるケガをしやすい。

米国では、子どもが学校区でトップクラスかそれ以上の運動能力を持っていて、親が子どものスポーツに対して経済的な支援のできる余裕のある家庭だと、いくらでもお金をつぎ込める仕組みになっている。 このブログでもプライベートレッスンやエリートトラベル…

非日常のからだと日常のからだ 大人と大人になる人と

今、メジャーリーグはプレーオフの季節だ。長いシーズン戦ってきて、身体は限界に近いが、負けたら終わりの短期決戦だけに痛みとつきあいながらプレーしている選手も少なくない。 ア・リーグ地区シリーズで、タイガースのトリー・ハンター外野手は試合開始直…

スポーツ脳震盪法、学校体育にも適用

ミシガン州では2013年6月から、学校体育や学校の休憩時間にも、スポーツと脳震盪に関する法(正式な日本語訳は知りません)を適用することになった。 もともと、スポーツ時に起こる脳震盪が見逃されたり、軽視されたりしないための法律で、 ①スポーツ活…

高校野球の球数問題

高校野球の球数問題について 米国のメディアでも、日本の高校野球(とくに甲子園での全国大会における)の球数問題が取り上げられている。 まだ、完全に体ができあがっていない高校生投手が、トーナメント期間中にたくさん投げすぎているというものだ。 医学…

アメリカンフットボール人気は衰えるか

このところ、米国のユーススポーツ界では脳震盪がクローズアップされています。 数年前にワシントン州で、脳震盪の症状がありながら、プレーを続行した中学生が突然、グラウンドに倒れ、命はとりとめたものの重い後遺症を残すという出来事がありました。 2…

子供の野球と、ひじの問題

先日から、こちらの子供の野球について、見聞きしたことがあったので、こちらにちょっと書き留めておきたいと思います。 まだ、データを探せていませんので、そのうちに調べたいと思いますが…。 米国でも、ひじを痛めている子ども選手は少なくない。手術をし…