谷口輝世子Kiyoko Taniguchi

米国在住のライター。日本ではスポーツ紙の記者をしていました。スポーツ取材が中心です。

サマーキャンプ

 米国の学生は間もなく夏休みに突入します。

 長いところでは3カ月近く。

 共働きの家庭で、子どものいる家庭では、この期間をどうやって乗り切るかが課題です。

 未就学児の場合は、これまで通り、夏休みでも、ずっと同じデイケア、託児所に通うことになります。ただ、いつもなら工作等をしていた時間も、外で水遊びに費やすなど、夏休み用の保育内容になります。

 小学生の場合はサマーキャンプに行きます。キャンプといってもたいていが日帰りです。朝9時から夕方までの預かり時間。1週間単位で申し込み、安いところでは100ドル/週 から 700ドル/週 というところまで様々。

 市や公共機関が運営しているところは概ね安く、民間では、スポーツの練習や勉強につながる理科の実験や、算数ゲームなどを付加価値としてつけているところはどうしても値段が高くなります。

 大学でも、子どもむけのサマーキャンプをやっていて、理科実験系 や レゴ、読解の補習などを開催しています。

 日中の2時間程度のプログラムでは、仕事を持つ親は終了後に迎えにいくというわけにはいきませんから、あとはただ遊ばせる時間をつくり、子どもはマイクロバスで近所の公園に行ったり、部屋でボードゲームをして過ごしています。

 キャンプのリーダーは、こちらも夏休み期間中の大学生が多いようです。採用にあたっては、犯罪歴があるかどうかなど確認がされます。

 このほか、民間でスピーチセラピー、作業療法などを含んだキャンプを開催しているところもあります。

 例えば子どもが3人いる家庭だと、サマーキャンプに通わせるだけで週に600ドル、一ヶ月2400ドルかかることになりますから、相当稼いでいないと赤字になります。

 子どもに経験させるのもお金が重要ということになります。が、子どものなかには

 「家でゴロゴロしていたいので、キャンプに行きたくない」と言って、共働きの親は
 とても困ると嘆いています。