アイスホッケーの試合 資金集めなど

9月13日、私の子どもたちが所属している市のアイスホッケー協会は、OHL(オンタリオホッケー・リーグ)のPlymoth whalers を迎えてプレシーズンの試合を開催しました。
 OHLのWhalers http://www.plymouthwhalers.com/ はこれからNHLにドラフトされそうな選手の集まりで、20歳前後の選手がほとんどです。
レギュラーシーズンは本拠地で試合を行っていますが、毎年、プレシーズンマッチは本拠地のアイスリンク以外のところで行っています。
 Whalers側にとって、本拠地以外でプレシーズンマッチを行う目的はマーケティングです。私の住んでいる市とは車で20分足らずの距離にあり、ここで多くのファンに存在を知ってもらうことで、レギュラーシーズンの観客動員増につなげたいという意図があります。

 そしてOHLの試合を開催する市のアイスホッケー協会にとっては、お金の潤いが大きな目的になります。アイスリンク代、つまり場所代はWHALERSではなく、市のアイスホッケー協会が負担し、事前の準備等も市のアイスホッケー協会で行いましたが、入場券販売による収入は市のアイスホッケー協会のものになります。

 1枚10ドルで入場券を販売し、700枚近くが売れました。市のアイスホッケーには7000ドルからリンク代を差し引いたお金が入ります。

 700枚のチケットのなかには、選手側の家族や、私たちのように市のアイスホッケー協会に所属する子どもたちの家族が含まれています。私たちもお金を払って入場しました。

 しかし、お金を払ってチケットを買った私ですが、試合はほとんど見ていません。なぜかというと、スタンドや入り口で売り子をしていたからです。

 市のアイスホッケー協会は年齢別にチームが構成されています。そのチームごとにホットドッグやジュース、チョコレート、チップスなどを他のチームと被らないように打ち合わせしたうえで、販売しました。仕入れは日本にもあるコスコです。
 私の長男が所属するチームは飲み物とチョコレートを売りました。各自、家からクーラーボックスと氷を持ち寄り、水、缶ジュースを1ドル、スポーツドリンク1.50ドルで販売。子どもにはプラカードを持って観客席を歩いてもらいました。まとめ役の人によると、仕入れ値を差し引いた利益だけで200ドルあったとのこと。このお金はチーム費として、プロのコーチのレッスンを受けることなどに使われる予定です。

 これらモノを買ってもらって何らかの支援を募る方法は、アメリカではいたるところで行われていてファンド・レイザーと呼ばれています。

 また、子どもたちのお金を払って入場券を購入していますが、こちらも半分ほどしか試合を見ていないと思います。飲食の販売のほかに、インターミッションの間は自分たちがアイスリンクに入り、シューティングをしていたからです。
 シューティングを観客に披露するのは幼い子どものほうがかわいらしく見えるためか、6−8歳の子どもがいる二男のチームも参加しました。彼らはロッカールームに戻る選手たちとハイタッチをしてもらえるファンサービスを受けました。