2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

チーム・ホイト

チーム・ホイト 昨日まで、子どもがスポーツするときの親との関係や、親が「ファン」として子どものスポーツを観戦するときに起きる現象を書いてきた。 米国のスポーツ界で、親と子の共通の楽しみとして最も「成功した」一例として、父ディック・ホイト、息…

家族の娯楽としてのスポーツ その落とし穴

スポーツが家族の娯楽になるとき 子どもはスポーツをすることを楽しみ、親は子どもが選手として活躍することを見て楽しむ。 穏やかな家族なら、親がフーリガン化することもないだろうし、子どもも親の援助のもとスポーツに打ち込める。スポーツが家族の娯楽…

親のフーリガン化を防ぐ

親のフーリガン化を防ぐには 子どもが選手としてスポーツ楽しみ、親はスポーツ「ファン」として試合を観戦する。うまくいけば家族の娯楽となる。 しかし、もともとスポーツは「ファン」を興奮させる性質があり、それが高まりすぎると、審判や指導者、相手チ…

スポーツファンの危うい面

親がファンになるとき 子どもはスポーツをすることを楽しみ、親は子どもがスポーツするのを見て楽しむ。夕食時の話題が、その日の試合や練習になるのも、むしろ当然なことだろう。家族の暮らし中心とはいわないまでも、スポーツの存在は小さくない。 うまく…

子どものスポーツにお金をつぎ込む

なぜ、親は子どものスポーツにお金をつぎ込みたくなるのか。 以前、子どもがアイスホッケーと野球をやっていて、年間一万ドル(為替相場があるでしょうが、日本円で85万とか90万とか100万円)の出費があると話していた父親のコメントを紹介しました。…

日本の小学校受験や中学受験と同じかも

記念受験、滑り止め、お受験 子どものスポーツで、トラベルチーム(競技チーム)のトライアウトにパスするため、多くの親と子は、日本の受験とよく似たような対策をとります。試験とかテストと名の付くものは国が違えど、勉強とスポーツの違いはあれど、行き…

子どものトライアウト 縁故採用

子どものトライアウト 縁故採用あり 前回の記事で、小学校低学年から野球、サッカー、アイスホッケー、バスケットボール、バレーボールなどでトライアウトがあることを書きました。入団テストを受けさせて能力のある子どもだけで「トラベルチーム」を作り、…

父性原理と子どものスポーツ

父性社会 アメリカ 米国では公立高校でも、とくに団体スポーツに入部するときには、入団テストを受けるのが一般的です。毎年、その種目のシーズン前にトライアウトと称される入団テストを実施します。 ここで、一軍、二軍に分けたり、人数の多いスポーツ、学…

スポーツの習い事

子どものスポーツにはお金がかかる。 子どもがスポーツに熱心に取り組むようになるとお金がかかる。もちろん、月謝や参加費をできるだけ抑えて練習に参加できたり、試合に出場できるところもあるだろう。しかし、その一方で親が子どもにいくらでもお金をつぎ…

三十分68ドル

30分68ドル 私の近所には子どもを持つ親向けのフリーペーパーがスーパーや図書館、スポーツ施設などで配布されている。 内容は子どもを対象とした地域の催し、イベントの告知などが主である。広告主は音楽教室、スポーツ教室、幼稚園、私立小学校が多い…

科学的子育て社会

科学に基づいた子育て 私は米国在住です。 こちらでも、書店に行くと多くの育児雑誌が並べられています。食事や栄養の摂らせ方、兄弟けんか、保育園や託児所でのトラブルの解決法など、毎号、毎号、様々な話題が取上げられています。雑誌のなかには年齢別に…