2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

虐待、育児放棄に思う。

私はアメリカで2人の子を産みました。 上の子どもが2歳後半、下の子どもが生後半年のときに、家族で1年半の短い間、 日本で暮らしたことがありますが、それ以外はアメリカで子育てしています。 お産のときは二度とも、1週間の有給休暇をとった夫だけが唯…

子どものスポーツ シーズン制

アメリカでは、子どものスポーツ、高校も大学もシーズン制です。 スポーツは、そもそもシーズン制で行うものという考えのようです。 以前、このブログにも書いたように、アメリカの子どもたちも、チームとしてのシーズンがオフになると、プライベートレッス…

学校の廊下 取り出し

週に1、2度、アメリカの小学校にボランティアに行っています。 始業と終業のベルはあるのですが、他の休み時間は学年ごとにずれているせいか、 1時間ごとにベルがなることはありません。 そして、また、授業時間にも関わらず、廊下を通行する子どもたちが…

子どもがやる気をなくしたら

ギルティー・マネーという言葉があるそうだ。 罪滅ぼしのお金という意味だろう。 自分の行動や言動によって、機嫌を損ねている相手に対して、お金を使って、ものを買ったり、楽しませて、機嫌を直させる。 「働きすぎのアメリカ人」などの著書があるジュリエ…

女子スポーツ

今朝、近所にある大型のスポーツ店をのぞいた。 店内を入るとすぐに女性の衣料品があり、男性の衣料品はその奥のほうにある。 子どものスポーツ衣料は、女の子用は、女性衣料品と隣接するところ。 男子用は衝立のようなものを挟んだ後方にあった。スポーツ用…

アメリカの「家計」

センサスの結果を元にしているNational Deta Book Statistical Abstract of the United States 2011 (Statistical Abstract of the U.S.)作者: States Census Bureau United,Census Bureau出版社/メーカー: Government Printing Office発売日: 2011/02メディ…

日本の高校野球とリトルリーグ

私の大学時代の卒論は「甲子園の高校球児はなぜ、最終回二死からヘッドスライディングするのか」というテーマだった。 「高校生らしい野球をしめくくるための“演技”である」という仮説だった。 当時、よく読んでいた山際淳司の本にも、うろ覚えだけど、 守備…

勉強ができること、スポーツができること

Tweet なぜ、子どものスポーツに親が熱狂するのか。NO.3か4? 4月28日の親のフーリガン化を防ぐというタイトルのところで、なぜ、子どものスポーツに親が熱狂するのかというのを書きました。 もともとスポーツは「ファン」を興奮させる性質がありま…

給食はない

Tweet 私の住んでいる市の公立学校では給食がありません。(この話題は4年前に神戸新聞にも書かせてもらいました) その代わり「ホット・ランチ」と呼ばれるものがあって、3種類のなかから選べるようになっています。 一食、2ドル75セントです。 子ども…

大妄想 プロ野球 アメリカチャリティー戦

東日本大震災が起こったのはプロ野球の開幕戦が迫っていた3月11日。 そこから開幕戦の日程や、照明を必要とするナイター試合をどのように開催するか。 色々とドタバタがあったようだ。 私の身内の米国人が冗談を言った。 「日本のプロ野球チームにアメリ…

ファン養成ギプス

スポーツファン養成ギプス 昨日はとても暖かく、子どもらの乗ったスクールバスは窓を開けていた。その開いた窓から叫び声が聞こえてきた。 バスのなかで子どもらが声を合わせて「レッツゴー、レッドウィングス」と掛け声をかけている。NHLのプレーオフで…

体育

体育 子どもの算数(数学)や国語の学力の国際間比較はわりにニュースになります。 それで、日本の子どもの学力の順位が落ちていると、今後、国際間の経済競争で不利になりそうな予想がされたり、1位になった外国の勉強法が紹介されたり。 けれど、国際間の…

走って、お金を集めること

チャリティ・ラン? 地震や津波で被災された人への義捐金集めとして、スポーツ界ではチャリティー・マッチ、チャリティー・ゴルフなどが開催されます。音楽や演劇、演芸でも同じように入場料を義捐金とされているようです。 普段は見せることでお金をもらっ…

児童書業界も困惑 ステロイド問題

これはデイビッド・オルティス こっちはプホルス児童書業界も困惑 ステロイド問題 私はアメリカに来たばかりのころ、子ども用に書かれたスポーツの本をよく買っていました。 スポーツ取材のために渡米してきたのですが、英語の分厚い本を読む力と時間がなく…

子どものスポーツ と その国の学力は

子どものスポーツを見れば、その国の教育が分かる? 以前、小学校低学年からトライアウト(入団テスト)をして、能力のある子どもだけを選抜してトラベルチームを作るという話を書きました。 読んでいただいた人のなかに、いかにも上手な、訓練された子ども…

スキップのできない小学生

スキップのできない小学生 少し前に分数のできない大学生という本が日本で話題になったようです。 私の身近には、スキップのできないアメリカの小学生が何人かいます。小1の20人学級でスキップのうまくできない子どもが4−5人います。 分数ができない大…

女子学生選手が妊娠したら 奨学金

スポーツ奨学金をもらって進学する女子選手の場合。 多くのスポーツ種目で女子選手が活躍しているのはよく知られていることです。 米国のサッカー代表のなかには子どもを持つ選手が数人いて、遠征先に子どもとベビーシッターをしてくれる家族を連れていく様…

子どものスポーツとジェンダー

子どものスポーツとジェンダー 昨日、子どもたちの野球の試合に行ってきました。小学校低学年は男女混合でやっていて、女の子も数人います。 彼女たちは揃いのユニホームこそ着ていますが、ベルトはピンク、ヘルメットとスパイクにはピンクのラインが入った…

いわゆる貧困地区と子どものスポーツについて

スポーツと人格形成 その3 少年スポーツは子どもの人格形成に役立つのか? スポーツをしているといい子になれるのか。3日前、4日前にこんなことを書きました。 今、米国で、もっともスポーツを子どもの成長に役立てようとしているのは、インナーシティと…

なぜ、アメリカには塾があまりないのか

なぜ、アメリカには塾があまりないのか。 日本に里帰りすると、新聞の折込広告のなかに、大量の学習塾のチラシが入っています。小学校中学年から上の学年を対象にした進学塾から、幼稚園児を対象とした大手の塾など様々です。 私が住んでいるところには、学…

人々が人格を作る

スポーツは人格形成に役立つのか 昨日の原稿は削除しようかどうか迷いましたが、自分の考えもまだ迷っているのだし、ブログでもあるしと思って(まさかとお思いでしょうが、私、お金をいただいて原稿を書くという仕事もしているので)、そのままにしました。…

子どものスポーツと人格形成

公教育と子どものスポーツ 昨日、アメリカでスポーツをしていると、やたら「楽しむ」という言葉を耳にするという話を書きました。 しかし、その一方で、アメリカでも子どもの組織だったスポーツでは「人格形成」という目標を掲げているところが多いようです…

楽しむこと

楽しむこと 何年も前、アトランタオリンピックのころだろうか、名の知れた女子水泳選手が大会前に「楽しみたい」というような発言をしていた。 確か、私が見たのは、当時、久米宏やっていたニュース番組で、久米さんの問いかけに対し、女子水泳選手はマスコ…