マイナス17度のなか1.6キロ歩いてみた。

 正月明けから、米国中西部、北東部を大寒波が襲った。

 私の住むミシガン州デトロイト郊外も中西部エリアで、摂氏でマイナス25度あたりまでは気温が下がったそうだ。デトロイトでも、記録的な寒さであったようだ。

 子どもたちの学校も1月3日金曜日休校、土日を挟んで、月、火、水は気温が低すぎて休校になった。スクールバスをバスストップで待ったりすることが、安全ではないということなのだろう。その休校の間、高野豆腐作りや、シャボン玉が凍るかなどを実験。こちらはFBに公開

 そして、本日1月9日木曜日、子どもたちはようやく登校。それでも、今朝の気温は摂氏でマイナス17度。

 私は、気候のいい時期、家から徒歩で20分の距離にある公共図書館を利用している。

 今日は、マイナス17度のなか、家から図書館まで歩けるかというのに挑戦した。

 私の服装 

①ズボン下として防寒下着を2枚重ね、ナイロン製のズボン着用

②いつもより一枚多く、フリースを重ね着したあと、いつも通りのコート

③帽子、手袋はいつも通りのもの

④足元はスノーブーツ

 家から一歩でたとき、「あんまりさむない。これなら、行けそうや」と感じ、すでに除雪作業の終わった住宅地内をもくもくと歩く。鼻がツンツン痛い。「しまった、マスクかマフラーをしてくるのであった」と後悔。でも、戻るのも、めんどうなので、そのまま前進。

 住宅地を出ると、片側2車線の道路へ。

 道路は完全に除雪された状態!(→このブログの主題はここ)

 しかし、私は徒歩なので、歩道へと進む。ここで、障害物発見。道路を除雪したときの巨大な雪の塊が歩道をブロックしていた! 

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 私の股下あたりまでの塊だったので、登るというか、またぐように、と足を踏み出したら、雪塊は見かけによらず、パウダースノーでサラサラであったため、ズブっと足がはまった。その拍子に軽く転んでしまった。やれやれ。

 歩道の入口をブロックしていた雪塊を超えると、誰かがつけた足跡がまっすぐに続いている。まるで獣道。この足跡の上をひたすら歩く。ありがとう、先人よ。

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 そして一部、歩道も除雪されているというオアシスエリアに到着!ここはスピードを上げて歩く。

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 また、ガソリンスタンドの入口近くで、除雪された雪によって道がブロックされていたが、2度目は失敗いたしません。雪のなかにズぼ、ズぼっと足を取られながら、横に立っている標識のポールも杖替わりにする慎重さで難なくクリア。

 横断歩道を渡って、今度はオフィスが並ぶ通りの南側の歩道へ。ここも、全く除雪されてなくて、前の人が作ってくれた獣道の上を歩く。頭に駆け巡るのは、水前寺清子の「あなたのつけた足跡にゃ」と中学の教科書に出ていたような高村光太郎の「道程」の詩。

 だが、しかし… 前の人がつけた足跡がガチガチに凍っており、でこぼこになって、とても歩きにくいところがあった。そこは私がパイオニアとしてまっさらな雪の上をはまりながら、自分の足跡をつけて歩くしかあるまい!

 そして、なんとか図書館到着!仕事をするはずだったのに、今、まさにこれを書いているところ。

行きはよいよいですが、これ、帰りも歩かないといけないんですよねえ。帰りの分のイチビリ気分も残しとかないと。

 

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