ユーススポーツの保護者向け行動規範

  リトルリーグベースボールなどのユーススポーツには、保護者が守るべき規則を定めています。(日本のリトルリーグも同様の規則を適用しているので保護者向け規則もあるのだろうと思います)

  私の子どもたちはアイスホッケーと野球をやっていますが、毎年、シーズン前には保護者である私も規則に同意し、書類に署名をします。

  これはUSAアイスホッケーの保護者が守るべき規則(直訳だと行動規範?)です。

http://www.leaguelineup.com/regals97/files/USA_HOCKEY_Parent_Codeof_Conduct.pdf

  簡単で大雑把にですが、日本語に翻訳しました。

〇 あなたの子どもを無理やりスポーツに参加させてはいけません。しかし、彼らが選んだスポーツをすることの喜びをサポートしてください。

〇ルールに沿ってプレーするようあなたの子どもを励ましてください。子どもたちはお手本から学びます。両方のチームの良いプレーに拍手を送ってください。

〇選手、コーチ、審判をどなることによって、あなたの子どもをはずかしめないでください。保護者がゲームとその参加者全員にポジティブな態度を示すことは、あなたの子どものためになります。

〇技術を身につけることと練習がどのようにためになるかを子どもに強調してください。年齢の低い子どもたちには試合や競うことを強調しないでください。

〇保護者はルールをよく知り、審判をサポートしてください。審判へのどのような批判も試合を損なうことになります。

〇勝利においても敗戦においても、よい努力に対して拍手を送ってください。ゲームのポジティブな点を強調してください。決して、試合中や練習中にあなたの子どもをどなったり、身体への虐待をしてはいけません。それらは有害です。ユーススポーツから身体への虐待、言葉による虐待をなくしていけるよう努めてください。

〇ボランティアコーチの重要性を理解してください。コーチとコミュニケーションをとり、彼らをサポートしてください。

〇試合終了直後は、選手、コーチ、保護者が感情的になっていることがあります。特定の選手や試合に関してコーチに不服や懸念を述べるときは、少なくとも24時間待ってください。

これまで私は子どものアイスホッケーの試合のため、ミシガン州や近隣の州の多くのアイスリンクを訪れました。いくつかのリンクの入口には、この保護者が守るべき規則が張り付けられていて、「これらを守ることができない人は入場できません」とも書かれていました。

ここまではっきり明文化し、それに署名を求めるということは、これまでに、今でも、子どもを罵ったり、コーチや審判を罵ったりする保護者がいることの表れだと思います。「身体への虐待」と翻訳した部分は、日本の「体罰」に相当します。

試合に夢中になるあまり、審判にヤジを飛ばしている保護者というのは、数えきれないくらい見てきました。その場合はスタンドから退場処分となります。敵チームの保護者ともみ合いというのも一度だけ見ました。コーチが退場処分を受けるというのもチョイチョイ見ました。

こういった規則がどのような背景で作られ、規則を作っているのはどのような人たちなのか、ということをまた、取材するようにしたいと思います。

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