東京が、2020年五輪開催地に決まったとき、日本選手はドーピングをしている選手が少ないという話が出ました。
アメリカでは、少年(スポーツ活動していない人も含む)でも調査によっては5%-6%、ステロイドを使用したことがあるという結果が出ています。
2月始めに、少年のステロイド使用に関する新しい調査結果が発表されました。
ペディアトリクスという学術系の雑誌か何か?に発表されたものです。
ロイター記事と、記事末尾にペディアトリクスのリンクがはってあります。
http://www.reuters.com/article/2014/02/03/us-gay-and-bisexual-idUSBREA1215C20140203
この調査は17250人の十代の少年を対象に行ったもので、ヘテロセクシャルとゲイ、バイセクシャルの少年でステロイド使用経験に違いがあるかどうかを調べたもの。
17250人のうち、自分はゲイやバイセクシャルであると答えたのが635人。
その他がヘテロセクシャルの少年です。
調査の結果はゲイ・バイセクシャルの少年のうち21%がこれまでにステロイドを濫用したことがあると回答。ヘテロセクシャルの少年は、従来の調査とだいたい同じ割合の4%でした。
調査した研究者は、ロイターの取材に対して、ゲイ・バイセクシャルの少年がヘテロセクシャルの少年に比べて、5倍も多く、ステロイド使用をしている背景について述べています。
ゲイ・バイセクシャルの少年はいじめに遭いやすく、そのために体を大きくすることで、いじめる子どもを思いとどまらせたいと考えるのかもしれない。
ゲイ・バイセクシャルの少年はかなり自分の身体に不満を持っている。
そういったことがステロイド使用の引き金になっているのではないかと、研究者は分析しています。
このステロイド使用の問題や麻薬やアルコール依存の問題ともリンクしていると見られています。
仲間や家族、保護者からのコメントは少年のボディイメージに大きなインパクトがあることものべられています。
ステロイド使用と身体のイメージ…。改めて考えさせられる調査結果でした、と最後に書こうとしたけど、いったい何をどうやって考えるのか私は分からないので、このまま文章を終わりにします。