先日、全米労働関係委員会が米ノースウェスタン大のアメリカンフットボール部の選手を「従業員」と認め、労働組合結成も認めるという決定をしました。
日本語での詳しい記事は
東京新聞:大学運動選手は「従業員」 米で労組認める決定:国際(TOKYO Web)
NFL JAPAN
http://www.nfljapan.com/column/55555.html
に掲載されています。
選手は競技優秀者の奨学金を与えられていますが、奨学金をもらい、大学の運動部活動に参加することで多くの規制を受けています。また、大学のアメリカンフットボールはテレビ放映などで大きな金額を得ていますが、選手は「学生」であるため、もらえるのは奨学金だけです。
さて、今回の全米労働関係委員会の決定について、米国人がどのように受け止めているかの調査がABCとワシントンポストによって行われました。人種、年齢、収入によって意見が異なることがこの調査から分かりました。http://blogs.edweek.org/edweek/schooled_in_sports/2014/04/public_mixed_on_college_athletes_unionizing.html?utm_source=feedblitz&utm_medium=FeedBlitzRss&utm_campaign=schooledinsports
組合結成を支持する 報酬を得るのを支持する
全体 47% 33%
人種
白人 38 24
非白人 66 51
年齢
18-39 64 40
40+ 38 29
収入
5万ドル以下 57 39
5万ドル以上 40 27
非白人5万ドル以下 73 56
白人5万ドル以下 44 26
引用元 ABC NEWS/WASHINGTON POST POLL: College Sports EMBARGOED FOR RELEASE AFTER 12:01 a.m. Sunday, March 23, 2014
〇白人より非白人のほうが、大学アメリカンフットボール選手の組合結成、報酬を得ることを支持している割合が高い。
〇18-39歳の人のほうが、40歳以上の人よりも支持している割合が高い。
〇年収5万ドル以下の人のほうが、年収5万ドル以上の人よりも支持している割合が高い。
となっています。