子どもとすごす日本(の都市部)とアメリカ(の郊外)

 私たちは夏休みの数週間から一か月を日本で過ごしています。普段は米国ミシガン州デトロイト郊外に住んでいます。9年ほど前には家族で1年半の間、日本に住んでいたこともあります。

 日本は子育てしにくい国なので、少子化が進んでいるという意見があるようなのですが、私の感想をここに書いてみたいと思います。

 日本にいるとしんどいこと。

    わりと長時間労働の人が多いように感じる。

    都市部では家が密集しているため、子どもが早朝から大きな声で遊んでいた    り、また、家の中でも、ドタバタしていると、ご近所の迷惑になるので気を    つかう。

    世間にあわせなければ、(私の場合は)つい、考えてしまう。

 日本にいるとラクなこと。

    保育料などが、アメリカのうちの周辺に比べて安い。小学生の居場所なども    無料や保険料だけで利用できるところが多い。

    医療費も安い。

    自動車を使わずに生活できるので、子どもだけでも友達の家へ行ったり、習    い事に行くことができる。(親の送迎の負担がかなり減る)

 アメリカにいるとしんどいことは、この日本の逆になるのですが、

    しんどいことは、うちの家のまわりはほぼ全てが自動車利用なので、子ども    が移動するとき、親が運転手役にならなければいけない。

    保育料は結構高かった。1人で月1000ドル近く支払っていた。

    小学生用のアフタースクールも月に1人250ドル近く支払っていた。

 アメリカにいるとラクなことは、

    うちの家のまわりだと、家の中で子どもが暴れても、隣の家に声が聞こえた    り、振動が伝わることがない。

    緑が多いので、遊びや散歩などに適している。(ただし、子どもの徒歩圏内    に遊び場がないと、親が運転手として子どもに付き添わなければいけない。    あと、子どもだけで遊ばせていると、たまにネグレクトを疑われることがある)

    性別を問わず、定時で仕事を終えている人が多い。仕事以外の他のことに時    間を使える。子育て、介護、趣味以外にも、夜間大学など。

 こんな感じです。