アメリカの大学アメリカンフットボール部のマネージャーを目指す?

昨日のエントリーで、うちの長男のアイスホッケーの試合会場がノートルダム大のリンクだったことを書きました。

そのエントリーの文中で、「私はうちの子どもが競技優秀者に与えられる奨学金を得て大学に進学することは狙っていない。考えていない」という内容のことを書いています。

それが一夜にして、まさに舌のねも乾かぬうちに、ちょっと気持ちが揺れることがありまして。

先日、ノートルダム大学のアメリカンフットボール部でマネージャーをしていた人に話を聞く機会があり、ヘッドマネージャーになると奨学金が支給されるということも聞いたのです。(この人のお話は10月中旬発売の体育科教育(大修館書店)に掲載していただく予定です)。

はあ、そうなのかと思って、ググっていたのですね。「アメリカンフットボール」「マネージャー」「奨学金」というキーワードで。

ヒットしました。

フロリダ大学。


Equipment Rooms - GatorZone.com

金額は不明ながらも、スチューデントマネジャーを対象にした奨学金があるバトラー大学

http://www.butler.edu/media/2606674/14_scholarships_athletics.pdf

金額やカバーの割合は不明ですが、バージニア大学のアメリカンフットボール部。

http://www.virginiasports.com/genrel/072009aah.html

ここには全部、書ききれませんが、大きな大学のお金を産み出せるアメリカンフットボール部のスチューデントマネジャーになると、奨学金が支給される可能性があるようです。

選手はアマチュアステータスのため、プレーすることによってお金を得ることができないのですが、スチューデントマネジャーの場合は最低賃金の時給が出るところもあるようです。

こういった強豪大学や名門大学のアメリカンフットボール部で、スチューデントマネジャーになりたい人は少なくないでしょうから、奨学金を得るのも簡単なことではないと思います。

けれど、子どものときから有名大学から奨学金を得て大学生選手としてプレーするというゴールを設定している場合。保護者がどれくらいの時間を費やし、どれくらいのお金を費やしているかを考えてみると、中くらいのエビで大きなエビを釣るぐらいの感じだと思うのです。ミミズで大きなエビを釣ることのできる家庭は少ないと思いますね。

スチューデントマネジャーとして奨学金を得るほうが、費用対効果としては、いいんじゃないかと、つい考えてしまいました。お金に目がくらんで。子どもが高校生になったら、そんな話をしてみてもいいんじゃないかとも思いましよ。やっぱりお金に目がくらんで。アメリカの大学、高っいですから。

でもね、マネジャーの仕事の内容はしんどいでしょうし、仕事の時間も長くなるでしょうから、やっぱり奨学金じゃなくて、好きではないとできない仕事だとは思います。

日本の高校野球で女子マネ報道が出たとき、AO入試に有利になって何とかというのも読みましたけど。アメリカだったら、マネージャーは奨学金目当てでやってるだけなんだから美談にするなとか言われるのかな。それはググったときには見かけなかったけど。