日本の都市部

先月、日本に一時帰国しました。

米国では中西部郊外に住んでおり、自動車がないと生活することができません。6キロほど離れた子どもの学校の懇談会にも出席できません。

私の実家は大阪市内にあり、地下鉄の駅から徒歩90秒程度。

実家には自動車がないので、日本に滞在中は歩くことと、公共交通の利用だけで移動しています。

どこかへ出かけるときには、地下鉄の階段の昇降から始まります。

近所の買い物は徒歩2分で商店街の入り口に到着して、そこから数百メートルの商店街のなかを行き来しながら、日常の買い物をします。

子どもが乳児と幼児だったころは、1人をオンブし、1人の手をつないでいたので、結構、しんどかったです。身体の不自由な人やケガしたとき、病気したときは、全てを歩くか、公共交通で移動するのはしんどいかもなあとも思います。

最近、日本に帰ると、「日本人は昔ほど体を使っていない」という話をよく聞きます。

でも、私は日本に帰るたびに、日本にいると、生活しているだけで、わりと身体を使うなあと感じます。

アメリカ人のほうがフィットネスやエクササイズには熱心かもしれません。走ったり、ヨガをしている人を多く見かけます。でも、日本で自動車のない生活をしていると、特に「運動」を意識しなくても、日常生活のなかで身体を動かしているように思います。