the administration and cost of high school interscholastic athletic (2) 体育科教員が運動部コーチをするべき

100年前に調査されたthe administration and cost of high school interscholastic athletic という資料を読んでます。

 

生徒が全く勝手にやっていた運動部活動を、学校のなかに取り込んでいく時期の調査です。

誰が運動部のコーチをやっているかという実態調査もされていて、

ほぼ学校の教員で占められていて、体育科教員が多いのです。

ただ、この調査者は、チームスポーツは体育科教育の中心になるものと提唱されている割には、他の教科の教員がコーチをしていることが多いのではないかと疑問を投げかけています。

 

例えば、体育教師にその種目の競技経験がない場合、競技経験のある他教科の教員や地域の元選手にコーチ職を取られてしまうと。

 

それと、たまにしか勝たない地域はパブリックの応援を得られないと書かれています。

だから、勝つことへの重圧があると。

 

運動部を、教育の論理か競技の論理で運営するのか、という問題は日米でもさんざん指摘されていますが、

100年前はパブリックの支持を得られないと書かれています。今だったら、保護者から苦情が来るとかになるかもしれないな、と思いながら読んでいます。