チリの運動部活動

 南アメリカのチリの運動部活動について、ウエストバージニア大のゴンザロ・ブラボ(Gonzalo Bravo)准教授にお話しを聞きました。

 チリには3種類の学校があり、公立、私立、保護者が授業料を支払う私立の3種類の学校があるそうです。子どものうち8割強が公立校に通っています。

 公立校には学校の運動部がありますが、規模は「米国のように大きいものではありません」とのことでした。

 指導しているのは誰ですか。「体育科の教員です」

 教員の給与とは別に部活動の指導に対する報酬は支払われます。「支払われます」

 ボランティアのコーチはいますか。「ほとんどいません」

 プライベートのスポーツクラブがあるようですが「あります。学校の体育科教員がこのプライベートクラブのコーチを務めていることもあります。しかし、公立校で低収入世帯の子どもには経済的な事情から加入するのが難しいようです」

 指導者による体罰問題はありますか。「私は認識していません。ただ、大きな声で選手に指示を出す場合など、どこまでがコーチングでそうでないかという問題はありますが、叩くといったことはないと思いますし、もし、それが明らかになれば指導者は解雇されるはずです」