年が明けてから、米国中西部では記録的な大寒波に見舞われました。
私の住んでいるデトロイト郊外でも、マイナス25度まで冷え込んだ日が何日もありました。
例年なら、摂氏0度を上回る暖かい日があるので、積もっていた雪も少しはとけて、そのうえにまた新しい雪が積もるという状態。
今年は雪がとけるような日がほとんどなく、積もって、積もって、積もっていくばかりでした。
デトロイトタイガースのグラウンドキーパー長も苦労したようです。ヘザーさんという女性です。
大規模な雪かきを2回。その後、「ケンタッキーブルーグラス」という芝に張り替えました。メジャーリーグの球場はだいたい5年に1度、芝の張り替えをしているとのこと。
タイガースはもともと、昨年に芝の張り替えを予定していたのです。アイスホッケーNHLの屋外戦関連試合の後、作業を開始するはずだったのですが、2012-13年のNHLはロックアウトで試合が行われなかったため、屋外戦そのものも2013-14年シーズンに持ち越されました。
そのため、タイガースの芝の張り替えも1年遅れてしまいました。
3月はじめに芝を張り替えた後は、内野部分をビニールシートのようなもので覆って簡易ドームをつくり、暖かい空気を送り込んで、芝を育てていました。
ヘザーさんは開幕直前は、「芝に肥料をやり、(驚いたことに)少し芝を刈り、少し着色をする」と話していました。
開幕の日は天気がよかったこともあり、芝が青々としているように見えましたが、少し緑のスプレーをかけた状態だったのだと思います。
肝っ玉グラウンドキーパーのヘザーさん、グラウンドの状態を見るの写真。
芝の状態はよく見えますが、センター後方のツタは茶色です…