給食はない

 私の住んでいる市の公立学校では給食がありません。(この話題は4年前に神戸新聞にも書かせてもらいました)

 その代わり「ホット・ランチ」と呼ばれるものがあって、3種類のなかから選べるようになっています。

 一食、2ドル75セントです。

 子どもは食堂の受付で自分のID番号を言います。そうすると受付の人がパソコンを操作し、お金を引き落とすシステムになっています。

 日本人の私からすると、そのメニューは、やや貧弱かなと思います。

 ピザとか、チキンナゲッツ、ホットドッグとかです。一応、栄養面も考慮してあるとのことでサラダバーがあるそうです。

 このほか、家から弁当をもっていくこともできます。子どもの話を総合すると弁等派の人数が多いようです。

 一食2.75セントですから、弁当を作るとそれよりも安くあげることもできますしね。

 たぶん、アメリカでは、全員が同じものを食べる給食は無理だと思います。

 多民族、多人種の国です。

 菜食主義の家で育っている子どももいますし、宗教上の理由から豚肉を食べない人もいます。

 うちの家では、二月からイースターまでの金曜日は肉類を食べません。

 でも、子どもにとっては、明らかに他の子どもと違うのは嫌なよう。

 インド人の子どもも母親のインド風の弁当は嫌がるそうです。

 我が家も同じです。おにぎりにおかずの弁当は嫌がり、サンドイッチなどを持っていっています。

 
 ちなみに子どもの学校には、アジア系、アラブ系、ラテン系、白人、黒人と様々な子どもがいます。校内でインターナショナル・フェアをやると、ものすごく色々な国のブースができるくらいです。

 ただし、校外のスポーツの場になると、種目と人種に強い相関があるようです。

 この問題は軽くブログに書ける内容ではないかもしれないので、ちょっと、書けるまで、じっくり考えてみます。