女子スポーツ

 今朝、近所にある大型のスポーツ店をのぞいた。

 店内を入るとすぐに女性の衣料品があり、男性の衣料品はその奥のほうにある。

 子どものスポーツ衣料は、女の子用は、女性衣料品と隣接するところ。

 男子用は衝立のようなものを挟んだ後方にあった。スポーツ用品店では女性の顧客を意識したディスプレーになっている。

 米国で女性のスポーツが進出してきたのは、タイトルⅨという、1972年の教育改正法からと言われている。

 男女が教育を受ける機会を均等に持つという解釈はスポーツにも広められ、政府援助を受けている教育制度においては、男女平等のスポーツ計画を提供することになった。


 高校でスポーツ活動に参加している男女は以下のとおり。
 
 1972−1973  男 3770621人  女  817073人

 1980−1981  男 3503124人 女 1853789人

 2008−2009  男 4422662人 女 3114091人


 女子競技者が増えていることは明らかだ。

 しかし、その一方で女性の指導者はそれほど増えていないという。

 また、男女では参加している競技にも違いがある。

 男女ともに参加者が多いのはバスケットボール、陸上、サッカー。

 日本でも少子化の時代に、女子の高校生のスポーツ参加は増えているというデータを目にしたことがある。確かバスケットボールもその種目のひとつだったはずだ。

 世界的に女子の高校生や大学生に人気があるスポーツは連動しているのかもしれない。

 その競技の特性なのか。

 もしくは野球やフットボールでは、すでに男性のスポーツという文化的な壁が大きく、女子選手が多数プレーできる条件になかったのか。


 それとも、国際大会やそれにリンクするグローバルなマーケティング影響か。