セブンティシクサーズがダウン症の高校生選手と2日契約

さきほど、ツイッターにもつぶやいたので重複しますが、少し読みやすいようにこちらにまとめてみます。 NBAセブンティシクサーズが、地元の高校生バスケットボール選手で、ダウン症の少年と2日間の選手契約を結びました。少年は地元高校のシニア(高3)…

選手が守るべき規則

先日、USAアイスホッケーの保護者が守るべき規則について、簡単に翻訳しました。http://kiyoko26.hatenablog.com/entry/2014/02/07/084359 もちろん、選手が守るべき規則も定められています。シーズンが始まる前にこれを読み、本人がサインします。私の子…

コービー・ブライアント 健康的に競うこと

先日、米スポーツ専門局ESPNがクリントン元大統領とNBAのスター選手であるコービー・ブライアントを招いて、ユーススポーツに関して討論をするという番組を放送しました。 http://espn.go.com/los-angeles/nba/story/_/id/10291171/kobe-bryant-says-…

ユーススポーツの保護者向け行動規範

リトルリーグベースボールなどのユーススポーツには、保護者が守るべき規則を定めています。(日本のリトルリーグも同様の規則を適用しているので保護者向け規則もあるのだろうと思います) 私の子どもたちはアイスホッケーと野球をやっていますが、毎年、シ…

米大学スポーツと不適切な指導

こちらは2009年のTIMEの記事です。大学フットボールコーチは暴走しているのか? http://content.time.com/time/arts/article/0,8599,1950653,00.html 大学フットボールは、「手がつけられない」「暴走する」コーチたちのことで不必要な注目を集めている…

高校生とレクリエーションスポーツ

何日か前に参考文献をもとにして、米国のスポーツ少年・少女の親が何を求めているのか、ということを書きました。http://kiyoko26.hatenablog.com/entry/2014/01/11/052019 では、私自身は親として子どものスポーツに何を期待しているのか。 社会に出て、仕…

車中に子どもを残すことは育児放棄か

子どもを車中に残すことはよくない。たとえ5分であっても。熱中症の心配のない天候であっても。たとえ安全な駐車場であっても。それは100%正しい、120%正しいと思う。 しかし、子どもをわずか数分の間でも車中に残し、その間に子どもが心身ともに全…

NCAAの博物館でラルフ・ガーに再会

先週末、息子のアイスホッケーの試合がインディアナ州であったので、私と息子の2人チームで行ってきました。(片道4時間ちょっとかかりました。) 試合は週末で終了。 月曜日はマーティン・ルーサー・キングデーで、子どもの学校はお休みでしたので、インデ…

米国女子サッカー代表とナニー(ベビーシッター)プログラム

昔、選手の試合前の準備ということで、考えたことあったなあ。なんやったけ、と。 思い出しました。女子サッカー米国代表選手が、子どもを連れて、遠征に行っているという話。 2012年のLAタイムズ http://articles.latimes.com/2012/jun/24/sports/la-sp-oly…

ラクロスと銀行のコマーシャル

今日、テレビを見ていたところ、チェイス銀行のコマーシャルが流れました。両親と10代前半らしき少年が新しい街に引っ越してきたので、この街の銀行へ行き、口座を開設するというものです。 少年は引っ越ししたくなかったのか、銀行の椅子に腰かけて、ひね…

体罰か虐待か (米国の高校スポーツの場合)

先日、米国の体罰の歴史と、今も一部で学校での体罰が行われていることをこちらの記事に書きました。 「適切な体罰は必要」〜米国に根強く残るムチを求める声 - Global Press - 朝日新聞社(WEBRONZA) では、米国の学校の運動部での体罰はどうなっているの…

米国のスポーツ少年、少女の親は何を期待しているのか。

先日、テキサス州の運動部に所属する高校生選手の保護者を対象にしたハンドブックを紹介しました。http://kiyoko26.hatenablog.com/entry/2014/01/08/230328 その3ページ目に、大学に進学してプレーを続行できる人の人数、プロ入りできる人数が書かれていま…

マイナス17度のなか1.6キロ歩いてみた。

正月明けから、米国中西部、北東部を大寒波が襲った。 私の住むミシガン州デトロイト郊外も中西部エリアで、摂氏でマイナス25度あたりまでは気温が下がったそうだ。デトロイトでも、記録的な寒さであったようだ。 子どもたちの学校も1月3日金曜日休校、…

米国学校スポーツとハンドブック

昨日、ツイッターでつぎのようなことをつぶやきました。 これはテキサス州の高校生選手の保護者向けに作成されているハンドブック。表紙、目次に続く3ページに心にとめておいてほしい統計として、プロ入り、大学でプレー続行できる人数を書いている。http:/…

スポーツとメディアリテラシー

先日、スポーツとジャーナリズムに関する次のような記事を読んだ。http://no-border.asia/archives/17875 新聞社がスポーツ大会を開催・後援したり、マスメディアの会社がスポーツチームのオーナーであったりすることから、新聞やテレビといった媒体は十分に…

米国のスポーツシーズン制とマーケット

米国のスポーツ市場規模が大きい理由。 米国のスポーツ市場が日本よりも大きいのは、ある意味当たり前のことだと思います。 米国のほうが人口は多いですし、NBA,MLBは国内だけでなく、国外へ向けて発信できるスポーツ、試合を持っています。 先日、米国のス…

『アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた』のかんそう文

『アメリカの少年野球こんなに日本と違ってた』 アメリカの少年野球 こんなにニホント違ってた 作者: 小国綾子 出版社/メーカー: 径書房 発売日: 2013/10/03 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る 私は米国ミシガン州に住ん…

スポーツ・ルール学への序章 なぜ勝たなくてはいけないのか

公認野球規則1・02条 「各チームは、相手チームより多くの得点を記録して、勝つことを目的とする」 私自身、子どもの野球だから、親睦を深めるのが目的の草野球だから、勝敗にはこだわらないという言葉を使ったことがある。 しかし、「勝つことを目的とす…

『終わりなき旅の終わり』かんそう文

近藤さんの『遊牧夫婦シリーズ』最終巻を読んだ。 終わりなき旅の終わり さらば、遊牧夫婦 作者: 近藤雄生 出版社/メーカー: ミシマ社 発売日: 2013/08/27 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る 前の2冊よりも、もったいな…

今年のワールドシリーズは白人選手が多い。ような気がした

昨日、テレビでレッドソックスーカージナルスのワールドシリーズを見ていたら、 なんだか白人選手ばかりのような気がした。 レッドソックスの米国出身黒人選手はベリーだけ。 人種は繊細なものも含むので、このカテゴリ―が適切かどうかわかりませんが、一応…

学校に更衣室がないらしい…

ワールドシリーズが始まるころになると、冷え込んできますね。 私の住んでいるミシガン州では、最低気温が氷点下付近。 10月中はサマータイムのために、朝7時ごろはまだ真っ暗。 こちらの6年生(日本では5年生)の上の息子は7時25分に家を出て、隣に…

非日常のからだと日常のからだ 大人と大人になる人と

今、メジャーリーグはプレーオフの季節だ。長いシーズン戦ってきて、身体は限界に近いが、負けたら終わりの短期決戦だけに痛みとつきあいながらプレーしている選手も少なくない。 ア・リーグ地区シリーズで、タイガースのトリー・ハンター外野手は試合開始直…

 米国高校スポーツ 

今週のお題「スポーツの秋」 米国はスポーツ大国で、プロスポーツ、大学スポーツが巨大なビジネスになっていることはよく知られていることだと思います。お金を払って試合を見る人がおり、お金を払って放映権を買い取る会社があります。プレーをする選手だけ…

どこまで痛かったのか聞いておけば、よかったなあ、フィンリーに。

平尾さんのミシマガジン連載を読んで、また思い出したことがあったので、書いてみます。http://www.mishimaga.com/chikakute/014.html 昔、エンゼルスにチャック・フィンリーという長身(イケメン)左投手がいた。長谷川滋利さんがオリックスからエンゼルス…

教育予算、数学とアメリカンフットボール。

米国はスポーツ大国で、プロスポーツ、大学スポーツが巨大なビジネスになっていることはよく知られていることだと思います。お金を払って試合を見る人がおり、お金を払って放映権を買い取る会社があります。プレーをする選手だけでなく、指導者、スタッフな…

bend your knees と腰を落とす

今年の夏、日本に一時帰国したときにリベルタ学舎におじゃましました。 私と子どもたちは湯浅先生の踊らないダンスの授業に参加しました。うちの子どもたちは英語と(あやしい)日本語のなんちゃってバイリンガルです。普段は英語の中で暮らしているため、言…

スポーツ脳震盪法、学校体育にも適用

ミシガン州では2013年6月から、学校体育や学校の休憩時間にも、スポーツと脳震盪に関する法(正式な日本語訳は知りません)を適用することになった。 もともと、スポーツ時に起こる脳震盪が見逃されたり、軽視されたりしないための法律で、 ①スポーツ活…

「耳で見る」の感想文

今日もまた、平尾さんの「耳でものが見えるのか」の感想文を書いてみたいと思います。http://www.mishimaga.com/chikakute/013.html 子どもの遊びも「耳で見る」種類のものが減ってきているのではないでしょうか。鬼の役が目をつむって、その間に隠れる「か…

アメリカ野球と物語。バレンティン55を読んで

小田島隆さんのバレンティンの静かなる55号を読んで。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20130912/253327/ 日本のプロ野球界ではバレンティンが王貞治氏の持つ年間最多本塁打記録に並んだという。 これまで外国人選手が記録更新のチャンスを迎…

たとえ補欠選手のまま終わっても、「見てきた」ことは無駄にはならない

それでも試合に出場できない補欠選手であっても。 平尾さんがミシマガジンに書かれている連載の第11回「見る」のも大事な練習だ。というこの文章を読んだ。 http://www.mishimaga.com/chikakute/011.html いや~これを読んだだけで、感想文(自分勝手なもの…